〔PMF(Product Market Fit)〕というマーケティング用語の説明をしますね。〔PMF〕とは、顧客が熱狂するような製品やサービスのことです。
ところで、〔プロダクト・アイデア〕という言葉が同類の用語としてあります。
これは、顧客に対して、商品やサービスに独自の機能や特徴があるものを生み出し、かつ、そこに具体的な顧客利益があることを意味します。
ビジネスにおいて、この〔PMF〕や〔プロダクト・アイデア〕をいかに確立するかが大事ですね。
この〔アイデア〕を端的に定義すると、〔独自性〕と〔便益〕という言葉で表すことができ、〔独自性〕と〔便益〕を兼ね備えた製品やサービスであるかどうかが、マーケティング上で最も重要な要素なのです。
〔独自性〕とは、他にはない特有の個性であり、唯一無二とも言い替えられます。見たことのない、聞いたことのない、触ったことのない、嗅いだことのない、経験したことのないという、五感で感知したことがない個性です。
そうしたものに人は注目しますね。つまり、〔独自性〕の有無は、注目に値するかどうかで確認できます。
一方で、〔便益〕とは、顧客にとって都合がよく利益のあることを意味します。英語では〔ベネフィット〕や〔メリット〕とも表されますが、それを利用することで得られる有形、無形の価値ですね。
また、〔便益〕は、その商品やサービスが買うに値するか、時間を使うに値するかの判断を左右します。
圧倒的な成長を達成するには、商品やサービスの誕生時から、常に〔アイデア〕を生み出し、提供し続けなければなりません。
稀代のマーケターとも言われたアップル社のスティーブ・ジョブズが、次のような発言を残していますね。
「美しい女性を口説こうと思ったとき、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?
そう思った時点で君の負けだ。ライバルが何をしようと関係ない。その女性が本当に何を望んでいるのかを、見極めることが重要なんだ」と。
〔口述自伝制作のデジタル化システム〕が、〔PMF〕、そして〔プロダクト・アイデア〕になりうるよう、これからもますます深く究めていきますよ。