本日7月8日、「近江渡来人倶楽部」の代表で「渡来人歴史館」の館長である河本行雄(河炳俊)氏の “近代の渡来人・落ちこぼれからの七転び八起き人生” の本が書店に並び、Amazonや楽天ブックスでも発売されました。
この本は、私がライフヒストリアンとして、河本代表の生き様を聴いて文章化したものを中心に、代表が今日まで進めてきた古代から近代の渡来人に関する研究、
また、今後益々増えていくであろう現代から未来の渡来人に向けた提言や展望など、数多くの社会活動の内容が豊富に盛り込まれています。
実は、1年前に河本代表から聞き書きした内容を、下記にあるように『デジタル自伝』としてWEB上に載せて、たくさんの写真をアップしながら、しばらく文章を寝かせていました。
何故なら、記憶というのは曖昧だからです。そのため、いろんなヒントを得ながら、忘れ去っていた事を想い起こし、記憶違いを是正して推敲を繰り返してきました。
そして、これをベースにして、河本代表の自伝を書籍にして完成させたのです。ぜひご覧になって下さい。
誰しも生きてきた歴史があり物語があります。様々な出来事や体験があり、それを回想し語ることによって、自尊心が高まり、心が豊かになり、未来への希望が生まれます。
また、脳の機能を高め、記憶力の低下の防止や認知症の羅患を予防することにも役立ちます。つまり、口述による自伝制作は、そのプロセスに大きな意味があるのです。
そして、何よりも自伝や自分史を書き著し書籍にすることは、その家系のかけがえのない宝物となり、子孫や後世への最高の贈り物になるでしょう。
これからも、近代の渡来人やその末裔を中心に、数多くの人々のライフヒストリーを聴いて書いて、『デジタル自伝』と『本』の両輪で進めていきますよ。
ー続くー